心理療法

(1)精神分析学

精神分析学は、フロイトが提唱したもので、自由連想法、夢の解釈と分析、催眠などによってクライエントの無意識を意識化させる

(2)行動療法

行動療法とは、アイゼンクが提唱したもので、さまざまな学習理論から導かれた行動原理を用い、不適応を解消(行動変容)しようとする一群の治療方法。

系統的脱感作用

系統的脱感作用とは、ウォルピが提唱したもので、あらかじめ作成された不安階層表に基づいて、患者に不安を与える不安刺激を弱いものから強い者に徐々に変化させることによって、神経症的障害を克服させる。古典的条件付けを基礎とする。

トークンエコノミー

トークンエコノミー(オペラント条件付け療法)とは、患者が好ましい行動をとると、それに対してトークン(代用貨幣)を与える。オペラント条件付けを基礎とする。

(3)遊戯療法

戯療法(プレイ・セラピー)は、子どもの不適応や問題行動を治療するのに、遊びを利用する。遊びには、子どもの感情や気持ちが、言葉に変わるものとして象徴的にその行動に表現されることがあり、それ自体が自己治療的な意味を持ったり、子どもの心的状態の把握に役立ったりする。

(4)心理劇

心理劇サイコドラマ)は、モレノ(Moreno, J.L.)が提唱したもので、診断的・治療的意図を持った即興的・自発的な演劇的方法を用いた集団療法。

ソシオメトリック・テスト

(5)交流分析

交流分析(Transactional Analysis: TA)は、バーン(Berne, E.)が提唱したもので、3つの自我状態(P(Parents)・A(Adults)・C(Child))を過程。対人場面において、人間は3つの自我状態を意識的・無意識的に使い分けて交流しており、その相互作用の様態を分析する。「精神分析の口語版」とも呼ばれている。エゴグラムが用いられる。

(6)論理療法

論理(情動)療法は、エリス(Ellis, A.)が提唱したもので、神経症的行動の前提となっている非論理的な言葉(文章記述)を説得して、修正させる。自分の内面で発している言葉(文章記述)が行動障害の原因である。従来の心理療法は感情が不適応の原因としてきたが論理療法では、文章記述こそが原因であり、文章記述の修正が感情の修正を導くと考えられている。

信念体系の修正:非理性的な信念(irrational Belief)→理性的な信念(rational Belief)

(7)箱庭療法

箱庭療法は、ローエンフェルドが遊戯療法を応用して、作品を作らせる技法を発展させたことがきっかけとなり、後にカルフによって完成された。

(8)自律訓練法

自律訓練法は、シュルツが提唱したもので、注意の集中、自己暗示の練習により、全身の緊張を解き、心身の状態を自分でうまく調整できるように工夫された段階的訓練法。

(9)家族療法

家族療法は、家族を一つのまとまりを持ったシステムとみなし、いわゆる「患者」や「クライエント」を治療しようとするのではなく、その家族システムを治療対象とする。

(10)森田療法

森田療法は、森田正馬独自の神経症理論に基づき、家庭的な雰囲気の中で、臥床や作業を重視し、健康的な態度形成と自己表現を目指す。段階的・系統的・統合的 「あるがまま」

  1. 心身一元論的な見方
  2. 全体医学的な見方
  3. 全人間的で創造的な人間像
  4. 東洋的な自然理解と世界観

(11)エンカウンター・グループ

エンカウンター・グループとは、ロジャースの影響を受け発展してきた集団心理療法。

数日間の合宿形式で行われ、参加者の自発性をもとに、自由な討論を通して、自己理解・他者理解が進み、心理的な成長(自己受容など)ばかりでなく、対人関係の改善と発展が期待される。

構成的エンカウンター・グループ

構成的エンカウンター・グループは、エクササイズと呼ばれるゲーム性の強いプログラムを中心に進めるため、専門でなくてもファシリテーター(リーダー)を務めることができる。エクササイズのあと、シェアリングと呼ばれる感じたことを素直に話し合う段階がある。(⇔非構成的エンカウンター・グループ

エクササイズの例:フルーツバスケット、じゃんけん、しりとり、連想ゲーム、背文字おくり、フリーウォーク、ジェスチャーゲーム

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