知能

(1)「知能」の定義

知能とは、(決定的な定義はまだできていないが)主に以下の3つに分類して定義される。

  1. 抽象的な精神的適応能力
  2. 効率よく学習する能力
  3. 環境への適応能力

(2)知能の構造

スピアマンの2因子説

スピアマンは、知能を一般的知識因子と特殊因子の2つに分類した。

ギルフォードの知能の立体モデル

ギルフォードは、内容、操作、所産の3次元から知能の構造モデルを示し、それぞれの組み合わせから、結果的に120の因子があると想定した。

サーストンの他因子説

サーストンは、知能は少なくとも7因子(空間知覚、知覚の早さ、数、言語理解、言語の流暢さ、記憶、推理)から成るとした。

キャッテルの知能の分類

キャッテルは、知能を結晶性知能(主に単語理解や一般的知識など)と流動性知識(主に頭の回転の速さ)の2つに大別した。

(3)知能検査

個別式知能検査と集団知能検査がある。

【個別式知能検査】

ビネー式知能検査(ビネー・シモン式知能検査)

ビネー式知能検査ビネー・シモン式知能検査)は、フランス人のビネーとシモンにより知的障害児を弁別するための用具として作成された。

単なる暗記力ではなく、判断力や推理力も含まれた知能テストで、優しいものから難しいものへの段階式となっている。後にターマンにより「スタンフォード・ビネー・テスト」が作成され、精神年齢(MA)と生活年齢(CA)の比により知能指数(IQ)として表示されるようになった。

知能指数:IQ=精神年齢(MA)/生活年齢(CA)×100

ウェクスラー式知能検査

ウェクスラー式知能検査WAIS:成人用、WISC:児童用、WPPSI:幼児用)は、ウェクスラーによって作成され、現在もっとも用いられている知能検査である。

言語性検査と作業検査の組み合わせからなり、言語性IQ・動作性IQ・全検査IQの3つのIQが算出される。各下位検査の得点プロフィールを描くことができるのが特徴。

【集団知能検査】

  1. α式検査法:現在ではA式検査法へ。言語性知能を測定する。
  2. β式検査法:現在ではB式検査法へ。非言語性知能を測定する。

→限られた時間で多人数に一斉に行うことに問題も。現在では、両方が併用されることも多い。(=AB式検査)

(4)学力

学力とは、学習によって獲得された能力のこと。単なる知識や技術以上の意欲や思考力、判断力、思考力もさすようになっている。学力偏差値や成就指数(AQ)などによって示される。

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