人格の測定

(1)質問紙法

【代表的な性格検査質問紙】

YG性格検査

YG性格検査矢田部ギルフォード性格検査)とは、ギルフォードの研究を基礎に、矢田部達郎が日本人用に作成したもの。

120の質問項目(例:人の世話が好きであるに「はい・いいえ」で回答する)で、社会的適応に関する12特性を測定。適性検査として教員採用試験などでよく用いられている。

MMPI

MMPIミネソタ多面人格目録)とは、ミネソタ大学のハーザウェイとマッキンレイによって作成された性格検査である。

550項目からなり、人格特徴を多種多様な角度から把握できる。10の臨床尺度で示され、妥当性尺度が含まれている。

MPI

MPIモーズレイ人格検査)とは、アイゼンクによって作成された性格検査である。

外向性と内向性、神経症的傾向を測定するためのもので、各24項目を含み、さらに虚偽発見尺度の20項目、検査目的をあいまいにするための干渉項目12項目をあわせた80項目で構成される。

(2)作業検査法

被験者に、人格の影響が現れやすい一定の作業(精神作業)をさせて、その作業過程と作業量、性格などから人格を捉えようとする検査。

【代表的な性格検査質問紙】

内田クレペリン精神作業検査

簡単な一行の足し算を連続して行うことにより、「能力面での特徴」と「性格・行動の特徴」を一度に測定できる。

(3)投影法

【代表的な投影法】

ロールシャッハテスト

ロールシャッハテストとは、ロールシャッハが考案したもの。

左右対称のインクのしみ(インクプロット)が描かれた10枚のカードについて、「どこに何が見えるか、どのように見えるか」を回答させて、それを記号化(スコアリング)し、各記号の出現頻度や反応時間からその人の人格特徴を診断する。

SCT

SCT文章完成検査)とは、エビングハウスが知能検査の一つとして開発したもの。

未完成の刺激文(例:「子どもの頃の私は・・・」「私の父は・・・」など)を提示して、文章を補わせる。

TAT

TAT主題統覚検査)とは、マレーらが考案したもの。

31枚の図版から被験者の年齢や性別から20枚を選択提示し、自由に物語ってもらうもの。一般的な達成動機の個人差を測定する道具としても使用されることがある。児童用(CAT)もベラックによって作成されている。

PFスタディ

PFスタディ絵画欲求不満検査)とは、ローゼンツバイクが欲求不満反応の研究のために考案した。

欲求不満が喚起されるような状況を示したイラストが示され、吹き出し部分に自分がその状況に置かれた場合に何と言うかを書き込ませる。フラストレーション状況に対する被験者の対処傾向を明らかにする。

ソンディ・テスト

ソンディ・テストとは、ソンディが考案したもので、用意された8枚1組(全部で6組)の顔写真の中から好きな顔と嫌いな顔を選ばせ、人格の深層に潜む衝動(欲望)を分析診断するもの。

バウム・テスト

バウム・テストとは、ゴッホにより考案されたもの。

描画法の一つで、自由に「実のなる木」を描かせることで、その人の心理状態を分析するもの。自己像が反映されやすいとされ、筆跡や紙面の使い方からも個人の性格特徴を分析できる。

※人格理解にはさまざまな方法があり、それによって捉えられる側面や水準は多様→利用する際には、それぞれの検査法の限界を考慮して互いに保管するような複数の方法がとられなければならない=テストバッテリー

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