ピアジェの認知発達理論

ピアジェ(Piaget, J.)は、外界の自己のシェマ(スキーマ)に取り入れる『同化』のはたらきと、外界に応じて自己を変化させていく『調節』のはたらきとの両方のはたらきからなる『均衡化』の過程によって認知の発達が進むと考えた。

感覚運動期 0~2歳ごろ

この時期の子どもは感覚と運動とを共応させることを覚える。この時期を通して、子どもは外界の存在を知り、外界と意識的に関わり始める。

物の永続性の理解:感覚運動期の最初の頃は目の前にあるものを隠しても子どもはそれを探そうとしないが、後半になると探そうとする。このような変化の背後には表象の発達があると考えられる。

前操作期 2~7歳ごろ

実際の目の前では起こっていないことを頭の中で表象を用いて行うことを「操作」(例えば、3個のみかんと5個のりんごの数を足す など)というが、この時期の子どもはこのことができない。

表象機能がより発達し、ごっこ遊び(象徴遊び)や延滞模倣が盛んに見られるが、しばしば現実と自分の思考内容を混同することがある。

自己中心性(egocentrism):自分の考えや視点と他者の考えや視点が区別できない傾向を指す。

具体的操作期 7~11、12歳ごろ

具体的で目に見えるような事物については、論理的に操作できるようになるが、現実にないもの(例えば記号など)について、論理的操作などを行うことはできない

保存の概念の獲得:ものの見掛けが変化しても、取る、加えるなど、外から手を加えない限り、それらの属性の値は不変であると認識すること(cf. 可逆性の理解)

脱中心化:自分の考えや視点と他者の考えや視点を区別できるようになる。三つ山課題に正しく答える。

形式的操作期 11,12歳~14,15歳にかけて

その内容と形式(記号など)を区別し、具体的な出来事だけでなく、仮想の問題や事実に反する事態や想定などについても論理的な思考ができるようになる。

仮説演繹的思考:いつくかの出来事から仮説を導き、それを他のことに当てはめて推論すること。

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