愛媛県の教員採用試験の出題傾向
教職教養は法規,指導要領中心。一般教養は主要5教科+芸術型
教職教養
学習指導要領の総則は3年連続出題
空欄補充の箇所が変わったのみで,3年連続,総則の同じ箇所を引用した問題が出題された。ただし,記述式問題であるため,解答には正確
な知識が必要。
出る法律は毎年ほぼ同じ
法規は毎年同じ問題形式で出題されており,問題に使用される法規も次のとおりほぼ固まっている。教育基本法,学校教育法(施行規則),
地方公務員法,教育公務員特例法などである。
頻出分野は3つ
人権教育,特別支援教育,生徒指導(キャリア教育)は,近年頻出の分野となっている。この他に,教育心理,教育史もおさえておきたい。
一般教養
主要5教科がまんべんなく出題される
問題はすべて選択式であるが,問題数が多いので,時間配分に気をつけたい。特に苦手教科がある場合は対策をしっかりと行っておきたい。
時事問題に注意
2013年度は,2010年にクニマスが発見された湖を選ばせる問題などが出題された。主要なニュースの概要はきちんとおさえておきたい。
教育基本法,学習指導要領総則が頻出
教職教養

教育法規,教育時事,学習指導要領,教育心理,教育史から出題され,選択・記述式の出題形式である。
教育法規は「教育基本法」「学校教育法」「教育公務員特例法」「学校教育法施行規則」の条文から出題されており,すべて記述式の空欄補充問題である。学習指導要領は総則の空欄補充問題で10問,教育史は日本や西洋の人物に関する説明から人物名を選択する問題,教育心理は発達理論に関するものであった。
教育時事は「生徒指導提要」「人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]」からそれぞれ出題された。中教審や文科省関連の資料はしっかりと学習しておくこと。なお2010年に出題されたローカル問題は,昨年は出題されなかったが,県の情報は確認しておきたい。
一般教養

5教科+時事+芸術型で,選択式の出題形式である。国語は漢字の読みや四字熟語,文学作品に関する問題,社会は日本の中世史及び近代史,世界文化遺産,地球サミット,日本国憲法,租税,日本銀行に関する問題など広範囲に出題された。時事問題はニュースなどで話題になった事柄を中心に,国民投票法や2014年オリンピック冬季大会の開催地など,芸術は音楽史と美術史から1問ずつ出題された。数学は計算式,方程式,図形,場合の数,理科は物理・化学・生物・地学からまんべんなく出題された。英語は空欄補充形式の文法問題及び対話文であった。
難易度は全体的にそれほど高くはないが,数学と理科の出題が多く広範囲にわたって出題されているので,理数系が苦手な人は早めに対策をたてておきたい。
論作文
現在の教育課題をテーマに,教師としての実践を述べさせる課題が続いている。2010年の課題は「家庭や地域とのかかわり」についてであった。文科省の資料などを参考に考えをまとめておきたい。
とっておき受験者情報
- 場面指導では,面接官が生徒役になって模擬指導を行なった。
- 面接時には,県外出身者にのみ,なぜ愛媛県を希望したかについての質問があった。
- 専門科目によっては,電卓の使用が認められていた。
- 集団面接,個人面接の両方で,赴任先についての希望を確認された。
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